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映画「靖国YASUKUNI」を観る。 [映画]

日本在住19年の中国人映画監督・李 櫻(リ・イン)が「靖国」をテーマに

10年間に亘って取材を続け、敗戦後60年経った敗戦記念日8月15日

の1日間に凝集して「日本の混沌」をドキュメンタリーで映し出す。

芸術文化振興基金からの助成金を受けて制作され2007年に発表された。

日本、中国、韓国の三カ国の協力で真のアジアの友好を目指す合作映画

として、客観的な視点から作られたドキュメンタリー映画は、海外で大きな

反響を呼び、日本でも公開上映されるはずであったが、案の定右翼的勢力

の理不尽な妨害活動の前に、上映館が相次いで辞退し中止に追い込まれる

事態となった。

全国各地では、やむなく「靖国を観る会」などが組織され、自主的なホール

上映が行われ、長崎市でも実現した。

その事をみても天皇中心主義の「皇国史観」が日本の社会に生きている

ばかりか、根を張っているのを思い知らされる。

この「靖国」を観て、日本が侵略から敗北に至った、日中、アジア太平洋戦争

反省も贖罪もなく、「血のにおい」を引きずっている偏狭さを見せつけられ、

「刀社会」から抜け出しえていない事を憂えて、気持が重かった。

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コメント 2

一長崎市民

東京と先日の長崎とこの映画を二回観ました。

あの映画に出てくる人々は右に左に靖国を巡るキワモノ達でありましたが、その一方、刀匠の方はあまりにも深く長く靖国に関わりすぎた故か、どちらに肩入れするでもない一刀職人としてのニュートラルさを感じました。

>この「靖国」を観て、日本が侵略から敗北に至った、日中、アジア太平洋戦争
の反省も贖罪もなく、「血のにおい」を引きずっている偏狭さを見せつけられ、
「刀社会」から抜け出しえていない


あの映画のどこをもってそのように感じられたのか、いささか理解に苦しみます。
私は作品としてはどちらに偏るでもなく淡々としたものを感じました。あの映画は先の大戦を否定も肯定もしていない。「血のにおい」や「刀社会」、「反省も贖罪も無い日本国の偏狭さ」をあの映画から読み取ったのならばそれは実に表面的な解釈で貴兄の大戦に関する、あるいは東アジアと日本の歴史的関係に関するイデオロギーが強すぎるが故の独りよがりな深読みなのではないでしょうか。

先の大戦に対しての反省と贖罪、アジアの平和を訴えられるのも結構ですが、先般長崎県が、台北駐福岡経済文化弁事処(福岡市)の周碩穎・処長の表敬訪問の申し入れを断っていたことについてはどうお考えでしょうか。これからの長崎とアジアの関係を考える上においてははるかに問題視すべき事項であると思いますが。
by 一長崎市民 (2008-09-16 18:13) 

toyoichi

>一長崎市民様

映画「靖国」についての私の感想に、ご意見をいただき有り難うございました。
あの「靖国」を制作した監督の客観的、中立的な姿勢は良く理解しています。
ドキュメンタリー作品として、広く観客に内容を受け止めてもらえるためには、貴方が言われる「ニュートラル」が、条件の一つだと思っています。
じれったいほど無言の刀匠の沈黙から、何かを引き出そうとする彼なりの意志もわかります。
8月15日の靖国神社での出来事に、侵略の歴史の映像の1コマ1コマを映し出して重ね合わせられた時、観客が何をどの様に受け止めるかであります。
私の感想は、映画「靖国」の作品に向けたものではなく、映し出された人々の言動についてでありましたが、言葉足らずだった事は否めません。
この映画の中立性とはうらはらに、右翼的勢力の妨害が予測されて、残念ながら一般公開できず、長崎市のホール上映でさえ、自主防衛と警察の援護を必要としたことからも、正常ではありません。
私は、おっしゃる通り、事象を左翼的にみる傾向が強いのかもしれませんが、台湾からの賓客の表敬に丁重に応える事や、国交のない北朝鮮などとの自治体外交や民間交流の促進は、大いに賛成し、実行しております。
今後とも、どうぞご意見下さい。
by toyoichi (2008-09-17 12:55) 

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